恵まれた環境の中で育った良質な豚肉

メキシコの豊かな自然に囲まれた生産環境の中で、大切に育てられているメキシ ポーク。 日本向けに輸出が認可されている6州のうち、主要な生産地であり日本市場にとっても馴染みのあるソノラ、ハリスコ、ユカタン州、それに温暖な気候と豊富水資源に恵まれてトウモロコシの主要生産地のひとつでもあるシナロア州は、養豚には絶好のロケーションにあり、小麦を主体とした良質の飼料、そして一貫した管理体制により高品質な豚肉を生産しています。

病気や汚染が発生しにくい理想の養豚環境

メキシコ北西部に位置するソノラ州は、乾燥した気候が特 徴ですが、砂漠地帯という一般的なイメージとは異なります。シェラマドレ山脈からの雪解け水による自然な地下水脈のおかげで、養豚には欠かせない水源を豊富に確保することができ、飼料となる小麦などの穀物生産も盛んです。乾燥地帯という自然環境は病原体の発生が起こりにくいことから、豚の病気が発生しにくく、加えて四方を山脈や海に囲まれているため、外からの病原体の侵入を防ぐことができます。また、外国や他州からの家畜、食肉、肉加工品の入荷も厳重に監視され、汚染地域からの家畜伝染病の侵入を防止しています。
メキシコ東南部のユカタン州も同様に海に囲まれた立地で、病原体が侵入しにくいという、養豚にとって恵まれた環境下にあります。シナロア州、ハリスコ州も口蹄疫や豚コ
レラなどの疾病のない清浄地域で、生きた家畜についてもソノラ州、ユカタン州、米国、カナダからしか入れることができません。4州ともに主要な養豚場は都市部から隔離された郊外に位置しており、人や車などの出入りも厳しく制限され、防疫体制も徹底されているなど、豚の飼育、生産に相応しい理想的な環境が作られています。

安定した品質を誇る3元交配のハイブリッド豚

秀な遺伝子導入による3元交配のハイブリッドが主流です。ハイブリッド豚は、長年にわたって改良を重ねた種豚の組み合わせにより、飼料効率の良い高品質な肉質となるように作られた最先端の品種。主にランドレース、大ヨークシャー、デュロック、ラージホワイトなどを交配したもので、肉豚は生後27~29週で出荷されています。 ハイブリッド豚は肉質が均一に仕上がるため、四季を通じて肉質にばらつきが出にくく、

 

3元サイト方式で衛生・品質を管理

主要な対日豚肉生産業者では、インテグレーション(垂直統合)経営による大規模な生産システムが採用されてお、
繁殖から育成・肥育、さらに処理・加工、対日向け製品の供給まで一貫して管理されています。養豚場では自社内で遺伝子管理が行われ、繁殖雄豚の精
液管理から子豚生産、育成、肥育、出荷までを一元管理。ほとんどの農場では飼育段階に応じて、「繁殖」「育成」「肥育」ごとに畜舎を替える3元サイト方式が採られており、各豚舎を独立させることで豚舎間での病気のまん延を防ぎ、病原体の侵入を防止しています。この3元サイト方式では、飼育段階に合わせた飼料の配合も管理されているのが一般的です。
各農場ではインテグレーション経営により、飼料の製造管理も一元化され、自社またはグループ内で配合。子豚用、育成用、肥育用ごとに配合内容を統一しており、生体重や
肉質・品質の均一化と安定化に結びついています。

飼料は、甘みと味わいある肉質をつくる「小麦」

ソノラ州は、その気候的な立地条件から小麦を主体とした穀物の一大産地でもあり、メキシコ全体の小麦生産の約40%を占めています。厳しい乾燥地帯でも育つよう品種改良
された小麦は、遺伝子組み換え作物が混入する心配はありません。これらの小麦を飼料として豊富に与えることができるソノラ州は養豚に最適な生産環境にあります。ユカタン、シナロア、ハリスコ州でも小麦やトウモロコシ、大豆などの穀物を中心とした飼料を使用しています。小麦で育てられた豚は脂肪色がより白くなり、赤身はより赤くなることから、豚肉本来のうま味とジューシーさが際立つことで知られており、日本人の舌にぴったり合うと評価されています。

 

メキシカンポークは衛生環境面に恵まれた地理的な優位性をさらに強化するため、メキシコ独自の厳しい安全基準に基づいた飼育・生産・加工の体制を徹底。また安全で高品質な豚肉をお届けするため、一貫生産システムやトレーサビリティにも取り込んでいます。

このようにメキシカンポークは、日本のポジティブリスト制度にも十分対応できる環境を整えています。

 

TIF認定と検査

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メキシコ連邦政府の厳しい基準をクリアした施設だけが認定

日本へ食肉製品の輸出が許可されているのは、日本の農水省に相当するSAGARPA(メキシコ政府農畜水産農村開発食料省)による施設・機械基準、衛生管理・検査基準に適合した施設「TIF」で処理されたものに限られています。
TIFとはメキシコ連邦政府により検査・検疫を受けた施設で、ハード・ソフト両面ともに、法律による厳しい規定をクリアした施設だけが、連邦政府からTIFと認定されます。近代的な設備を有する大規模施設が認可対象で、現在はメキシコ国内で386ヶ所、そのうち豚肉の施設は191ヶ所になります。TIFで処理された肉は連邦政府(SAGARPA)が検査・認証し、その証明としてマークを与えられています。

 

すべての施設で国際的な品質管理システム

国際的な品質管理システム HACCPを採用した生産・加工

メキシカンポークは食品の国際的な品質管理システムHACCPにより安全性を確保しています。
材料の入荷から出荷に至る全行程において、安全を守るための重要ポイントを特定し、異常が認められた場合はすぐに対策・解決するため、危険な製品の出荷を未然に防ぐことができます。

 

 

MEXICO CALIDAD SUPREMA / メキシコ最高品質認証

 

MEXICO CALIDAD SUPREMA(メキシコ最高品質認証)は、SAGARPAとメキシコ経済省、および連邦政府機関が、輸出産品の生産過程から、製品の安全性と品質の全般にわたって条件を満たしていることを保証しています。衛生(安全性)については、生産過程の全般から流通・加工・包装までの工程が管理された安全な生産物であるという信頼と、人の健康に害を与えないという無害性を、品質については、生産品の色や味、見栄え、状態などが優れていることを保証し、メキシコ連邦政府の基準を満たす生産品であることを認証しています。


MEXICO CALIDAD SUPREMAの認証を受けるには、豚肉の場合、生産農場、生体豚の輸送、と畜・解体施設(枝肉から部分肉カット、付加価値・特殊カット)、包装・梱包、製品の保管に至るまでの厳しい管理体制の条件を満たし、さらに、政府公認の独立機関による認証のための検査に合格しなければなりません。この認証は、と畜・解体施設と農場に与えられるものです。

 

SSPF 

 

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連邦政府による安全性・品質面の厳しい認定制度とは別に、州政府による独自の認証プログラムを取得する生産業者も増えてきています。


2000年4月からソノラ州政府が実施しているSSPFは、生産段階からと畜・カット工場の衛生管理まで総合的な規定が整備されたプログラムです。認証の基準は17項目あり、畜舎の衛生管理、豚の健康管理、と畜場へ輸送される間の衛生・安全指導、と畜・カットの衛生管理まで細かく規定されています。養豚技術の水準や畜舎のバイオセキュリティ、さらには動物用医薬品の使用なども対象となっており、特に動物用医薬品の使用基準では、病原体が発生しにくいというソノラ州の地理的環境を生かして、抗生物質などの使用期間によって3段階のレベルで認定証が発行されています。
この認証も、MEXICO CALIDAD SUPREMAと同様、と畜・解体施設と農場に与えられるものです。

 

 

製品の生産履歴を追跡できる
トレーサビリティとは

輸出される製品ひとつひとつの履歴が追跡できるトレーサビリティに関しては、各社農場ごとに追跡措置システムを採用。生産日・生産時間・厩舎の番号・飼料情報などを調査できるシステムを構築しています。

 

一貫生産システム
トータルインテグレーションとは

メキシカンポークを生産する多くの農場が、飼料・牧場・輸送・と畜・解体・販売と、すべての手順と工程を一貫して完全管理するシステム「トータルインテグレーション」を導入し、すべての過程で安全な製品づくりに取り組んでいます。